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熱中症の初期症状に良いツボ

頭痛や頭がボーッとする…
熱中症の初期症状に効く簡単ツボ押し

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2020/06/15 11:11 ウェザーニュースより

今日は各地で梅雨の晴れ間となり、熱中症注意な暑さとなっています。

「暑さが続くと、頭がぼーっとして、どうも判断力が鈍くなりがち…」ということはありませんか?それは、熱中症の初期症状かもしれません。そんな場合は早めに対処して症状を悪化させないことが大切です。具体的には水分補給をしたり、冷房を適切に使用しましょう。

さらに自分で手軽にできる対処法として「ツボ押し」もお勧めです。そこで今回は、頭痛がしたり、頭がフラフラするなどの熱中症の初期症状に効くツボを、源保堂鍼灸院の瀬戸郁保先生、瀬戸佳子先生に伺ってきました。

体の熱を冷ますツボ「陽谷」(ようこく)

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熱中症とは、簡単に言えば、体の中に熱がこもることによって起こる諸症状のことです。
その主な対処法としては、「その熱を体の外に出してあげる」となります。

重度になれば専門的な治療が必要ですが、初期の段階では、涼しい場所に移動し、体を休め、水分補給をするといった応急処置が一般的です。そして「ツボ押し」でも症状を緩和していくことができます。

その1つが、「陽谷」です。このツボは、手の甲側、小指のラインと手首が交差するあたりのくぼみにあります(ボコっと出ている骨の小指側の際あたり)。陽谷は体内の熱を外に放散するツボとされ、暑邪の熱を取る効果が期待できます。細い血管にも通じるので、暑さで動悸がするときなどにも有効です。

心を安定させるツボ「通里」(つうり)と「内関」(ないかん)

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また、精神を安定させるツボとして、「通里」と「内関」があります。通里は、手の平側、小指側の手首の一番太いシワから肘に向かって親指1本分のところにあります。内関は、手の平を広げた時に手首から肘にかけて縦に走る2本の筋の真ん中、手首にある一番太いシワから肘に向かって指3本分の位置になります。

ともに精神安定のツボですから、熱中症気味で頭がぼーっとしているときや、どうも判断力が鈍っているときなどにお勧めです。また、通里には陽谷と同様、熱を放散する作用もあります。

親指でじわ~と10秒押すのがコツ

ツボ押しをする際には、親指で10秒くらいを目安に、じわ~と圧をかけ、左右両方で行います。これを5セットくらいやると効果的です。

暑さで頭痛がしたり、頭がうまく働かなかったりといったときには、涼しいところで体を休めて、しっかり水分補給をした上で、これらのツボ押しで、体内の暑邪をしっかり取り除いていきましょう。

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